沖縄に移住したいと思ったらまずは「どのエリアがいいか」「どんな家がいくらなのか」を調べ始めました。ある程度土地勘があったので、市街地ではなく程よい田舎感がある「北部の名護・国頭郡エリア」を第一候補に。
ちょうどその頃、沖縄出張があり二人で日程を合わせて沖縄へ調査に。(コロナが流行する少し前だったのでタイミングが良かったです。)
沖縄移住のテンションMAXで、意気揚々と友達のお店「 seaside-cafe BlueTrip (シーサイドカフェ ブルートリップ) 」を訪問。きれいな海の目の前に立つカフェ。
2階のテラスで海を見ながら「これよこれ~っ」と思いながら、コロナビール片手に友達に話を聞いたところ、ざっくり以下のことがわかりました。
<沖縄訪問でわかった移住の現実>
✔ 理想は戸建て賃貸だが、いい物件の多くは近年民泊用になり居住用は少ないかも
✔ 古民家の場合、苦労してきれいにしても定期借家で数年で退去が必要なこともあるので注意(契約前に確認可能)
✔ ペット可の賃貸少な目。ペットがいる人はだいたい同じマンションな気がするかも(名護エリア)
✔ 物件探すなら沖縄専門の「うちなーらいふ」がいい
✔ 普天間基地の辺野古移設が完了したら北部にも米兵さんが増えるかも
その他、移住者の多いエリアなどなども話を聞きとっても参考になりました。そして、ここから、「うちなーらいふ」で賃貸を探しまくる日々。沼生活(探し始めると2時間くらいあっという間に過ぎる・・もがけばもがくほど出られなくなる。まさに沼)が始まりました。そこで気づいたのが「沖縄、家賃高い問題」。
そうなんです。高いんです。
沖縄県は「全国14位」。合わせて、年収に対しての家賃比率「18.7%」でこれは、「全国第4位」の高さ。さらに、物価指数は全国100に対して「99.8」と高く生活にお金がかかることもわかりました。もちろん現在住んでいる神奈川県よりは安いのですが。なんだか地方移住のイメージと違うじゃないか。
できれば、『今より環境がいいところで広い家に安く住みたい』という、現実的欲望、詳細な条件が出てきました。合わせて、「ペット可・戸建て」という物件は検索サイトでもかなり件数が少なく、だいたいのアパートは「ペット可=小型犬や猫など10kg以下を1匹まで」ということもわかりました。
条件を改めて整理し、以下の流れで再検討開始。
【STEP1】エリアを決める、【STEP2】家を決める、【STEP3】移住の補助金の
住みたいエリアの条件
住みたいところを、地本地図広げて「どこがいいかな~」と考えるのは人生初めて。わくわく。これは地方移住の醍醐味の一つではないでしょうか。
<ポイント>
✔ 住みたいエリアの条件に合わせて、3~5か所くらいに絞る
⇒多すぎると、家を探す労力がかかって大変
⇒少なすぎると、理想の条件の家がない可能性がある
私たちは、今住んでいる神奈川県から南で、「地震や自然災害が少なくて、原発とかからも遠くて安全」な場所を探しました。特に、東日本大震災を経験し、ずっと海沿いで住んでいたのもあり「南海トラフ地震」とそれに伴う津波は不安材料。気象庁のHPを参考に、津波5m以下、震度6強以下のエリアに設定。
合わせて、「現在稼働中及び建設中の原子力発電所から80Km圏内」は対象外に。(※原子力発電所からの距離は「ちょっと便利帳」が便利でした)
結果、「山口県と島根県の日本海側」「愛媛県・高知県・徳島県・広島県・岡山県・兵庫県の瀬戸内海側」が候補地に。瀬戸内海も日本海側も白い砂浜ありそうだし、お魚美味しそう。
ここからがめちゃめちゃ時間がかかりました。なぜならば、不動産ポータルサイトには「海まで徒歩15分」の検索カテゴリーがないから!!!検索には、「SUUMO」、「HOME’S」をメインで活用しましたが、私が検索したエリアでは、SUUMOの方が物件数が多かったように感じます。
<ポイント>
✔ 理想そのままの家はほぼないので、それに近い中古物件を買うか、まずは賃貸で移住し理想の家を建てるか決める
✔ 絶対譲れない条件を3つ以下に絞る
山口県と島根県の日本海側、愛媛県・高知県・徳島県・広島県・岡山県・兵庫県の瀬戸内海側で「1戸建て×ペット可」で検索すると、各エリアで10~30件程度、全部見ました。そのうえで、「白い砂浜の海まで徒歩15分以内」を調べるのですが、ただ海が近いところだと断崖絶壁の海だったり、コンクリートで埋め立てられた海だったり・・探すのが難しい。
【おすすめ】
土地勘のないエリアは「航空写真」検索が便利
SUUMOの場合、「【地図から探す】>【航空写真】」で、航空写真に物件がプロットされます。
拡大もできちゃんと詳細を確認できるので、ただ海に近いだけではなく、「白い砂浜があるか海なのか?」を実際にチェックすることができます。
航空写真で海沿いをまんべんなく、2か月程度じっくり検索し。
中古の物件は理想のものはなく断念。まずは賃貸で引っ越す方向で検討。場所は、山口県下関市あたりか、愛媛県今治市に絞りました。
全国の地方自治体で、それぞれ地方移住の支援のために補助金が設定されています。とってもありがたいですね。引っ越し費用から、住宅購入費やリフォームの補助、就職支援などなどいろいろ数十万~数百万円規模なのでこれらの支援や補助は活用必須です。山口県下関市と愛媛県今治市を比較して、最終的に『愛媛県今治市』に決めました。
私もむらちゃんも一回も行ったことないけど・・・笑
ワタリドリライフ|今治市への地方移住
ハードワークの会社員から、漢方スタイリストの道へ。20代後半から感じる、顔の疲れや老け、だるさなど病名のつかない ”何となく” の身体の不調改善のため、ヨガ(RYT200)や漢方・薬膳を本格的に学びはじめました。日々の生活のちょっとした工夫で、ヘルシーで美しいカラダになれるヒントを紹介しています。
また2020年、きれいな海を求めて地方移住をし、週休4日の働き方を実現したフリーのリモートワーカーでもあります。その他、ファイナンシャルプランナー2級も取得。「身体・食・お金」を正しく理解し、よりよく生きるを模索中。