きれいな海沿いで薬膳ヘルシーライフ

身体に溜った「水」のせい?|むくみ、冷え・だるさなどを薬膳で解消

ワタリドリライフ_薬膳_水

水は多すぎても、少なくてもNG

朝目覚めるとなんだか体がだるい。雨の日が続くと体調が悪い。胃がむかつく。やる気がないからかな?気を引き締めなきゃ!と気持ちのせいにして無理してはいけません。もしかしたら、身体の中の「水」のバランスが崩れているかもしれません。

東洋医学や薬膳では、水は「津液(しんえき)」とも呼ばれ、飲食物から胃や腸の消化吸収によってつくられるとされています。その水(津液)は全身を巡り、臓器や筋肉、毛髪、粘膜や関節をうるおし、働きを円滑にします。そのため、水(津液)が不足すると、皮膚の乾燥・のどの渇きや空咳・便が固くなる症状がでます。一方、余分な水(津液)がうまく排泄できないと、むくみ・白っぽい痰や鼻水・冷えなどの症状がでます。今の症状を確認し自分に合った薬膳食材で『適切な量の水(津液)が巡っている状態』を目指しましょう。

2つのタイプの症状を確認して自分がどちらのタイプかチェックしましょう。


1)津虚(しんきょ)タイプ|水が不足すると肌や気管が乾燥し、悪化するとほてる

ワタリドリライフ_薬膳

飲食物から適切な水(津液)が作られないことはまれですが、著しく水分を摂取できていない場合には水(津液)が不足している「津虚(しんきょ)」の状態になります。また、熱中症、下痢や嘔吐によって大量の津液を失う、継続的な精神的興奮、加齢による水(津液)を貯える機能の低下なども原因となります。以下の項目で、2つ以上当てはまったら、水が不足しているので補う事が必要です。

  • 1)喉の渇き
  • 2)肌や唇の乾燥(粉っぽい)
  • 3)尿量の減少
  • 4)コロコロ便秘
  • 5)手足がほてる
  • 6)空咳
  • 7)声がかすれる


津虚タイプは潤燥 (じゅんそう)する|水を補う薬膳食材

ワタリドリライフ_水を補う薬膳食材

身体を潤してくれる食材の特徴は、みずみずしく、白っぽいものが多いことです。キュウリやトマトなど、熱で水を失いやすい季節の「夏の野菜」もたっぷりと水(津液)で潤してくれます。

穀物・豆類玄米・豆腐
動物性鴨肉・牛乳
魚介類牡蠣・ハマグリ・クラゲ・イカ・ウナギ
野菜レンコン・大根・白菜・キュウリ・トマト・冬瓜・アスパラガス・セロリ・スイカ
果物・木の実枇杷・レモン・パイナップル・バナナ・柿・イチゴ・ブドウ・梨・クルミ・ゴマ
香辛料砂糖・ゴマ油・ハチミツ
食薬キクラゲ(白・黒)・お茶(全般)・百合根・蓮の実・麦門冬・枸杞子


2)水滞(すいたい)タイプ|水が滞るとむくみ、冷え、下痢などに

ワタリドリライフ_薬膳

胃腸の働きの低下や、排泄機能の低下によって、余分な水が溜まってしまっている状態を「水滞(すいたい)」といいます。水(津液)は重たく、冷たいという性質を持っているため、身体の下部に溜り、冷えをもたらします。以下の項目で、2つ以上当てはまったら、水を巡らせ排泄する事が必要です。

  • 1)身体が重くだるい
  • 2)むくみやすい(特に下半身)
  • 3)雨の日や梅雨の時期に具合が悪くなりやすい
  • 4)下痢・軟便になりやすい
  • 5)吐き気やめまい・車に酔いやすい
  • 6)頭が重い
  • 7)鼻水・痰が多い


水滞タイプは利水(りすい)する|水を排出する薬膳食材

ワタリドリライフ_水を巡らせる薬膳食材

水(津液)を巡らせる食材の特徴は、豆類・ウリ科の野菜・海藻類に多いことです。また、水(津液)を補う野菜類と同じものが多いことも特徴の一つです。「多い場合は排出、少ない場合は補う」という両面の性質を併せ持つ食材が多いです。

穀物・豆類大麦・トウモロコシ・小豆・緑豆・黒豆・エンドウ豆
動物性鴨肉
魚介類アサリ・シジミ・鮭・昆布・海苔・ワカメ・ハマグリ・クラゲ
野菜キュウリ・セロリ・大根・ジャガイモ・冬瓜・モヤシ・ナス・白菜・スイカ
果物・木の実ブドウ・イチゴ・キウイ・パイナップル・梨・サクランボ
香辛料生姜
食薬南蛮毛・ハトムギ・蓮の花


水にまつわる不調の養生|生活の中で出来ること

日々の食事に自分に合った薬膳食材を追加するのはもちろんですが、ライフスタイルや運動でも少しづつ改善することは可能です。肌の乾燥やむくみを解消して、「水巡り美人」を目指しましょう。

水が足りていない「津虚(しんきょ)」タイプの方

まずは暖かい飲み物をとることが大切です。また、「酸味」と「甘み」を一緒に摂ると、水分補給の効率が上がるため、甘酸っぱい飲み物やフルーツをとると、元気が回復しやすいです。

水が滞ってる「水滞(すいたい)」タイプの方

余分な水が溜まり、体が冷えているため、まずは腰や足など下半身を中心に温めることが大切です。冷たい水分を控えて、温かい飲み物をゆっくりと飲みましょう。また、ウォーキングやヨガ、半身浴などでじわじわと汗をかき水分を排出するのもおススメです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA